日国友の会

けんろうじしん【堅牢地神】

読者カード 用例 2024年10月07日 公開

2021年02月08日 古書人さん投稿

用例:天竺にも須達長者祇亘精舎を造りしかば。堅牢地神來天泉をほりき。甘泉是也。〔立石口伝〕
『作庭記』 1040頃か年 橘 俊綱
語釈:(「けんろうじじん」とも)仏語。大地をつかさどる地神で、大地が万物を載せて堅固不動であるところから、堅牢の名がある。万物を生育し負載するはたらきを神格化したもの。一般にその像は赤肉色で左手に鮮花を盛った鉢を捧げる。堅固地神。堅牢地祇。地天。堅牢。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、『今昔物語集』(1120頃か)の例が早いのですが、80年ほどさかのぼることになります。

著書・作品名:作庭記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1040頃か年

著者・作者:橘 俊綱

掲載ページなど:718ページ下段6行目(「群書類従」(第十二輯)巻第362、1900)

発行元:経済雑誌社