日国友の会

ありどころ【有所】

読者カード 用例 2024年10月09日 公開

2021年02月08日 古書人さん投稿

用例:若水のありどころ出水より高き所にあらば。樋を水のいる口をば高て。末ざまをば次第にさげてそのうゑに中筒をすふべし。〔立石口伝・泉事〕
『作庭記』 1040頃か年 橘 俊綱
語釈:〔名〕(1)物のある所。所在。ありか。ありしょ。ありど。ありどこ。

コメント:解釈1の事例で遡ります

編集部:第2版では、『古本説話集』(1130頃か)の例が早いのですが、90年ほどさかのぼります。

著書・作品名:作庭記

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1040頃か年

著者・作者:橘 俊綱

掲載ページなど:718ページ下段後ろから2行目(「群書類従」(第十二輯)巻第362、1900)

発行元:経済雑誌社