日国友の会

とかしき【渡嘉敷】

読者カード 項目 2024年10月10日 公開

2021年02月08日 古書人さん投稿

用例:渡嘉敷(トカシキ)(ケラマノ間切ノ名)〔琉球〕
『日本地名箋 下』 1874年 西野古海編輯
語釈:沖縄県島尻郡 (しまじりぐん) にある村。那覇市の西方約30キロメートルにあり、大小10余島からなる。渡嘉敷島以外は無人島。渡嘉敷島は慶良間列島 (けらまれっとう) 中最大の島で、山地状の地形をなす。那覇泊 (とまり) 港との間に定期船航路がある。第二次世界大戦前は那覇市の薪炭供給地。戦前戦後を通じて村の主産業であったカツオ漁は後継者がなく消滅した。1945年(昭和20)3月27日、アメリカ軍が上陸。住民の集団自決という悲惨な歴史をもつ。水稲と野菜を主とした農村であるが、慶良間諸島国立公園に含まれ、観光地化が顕著である。〈以下略〉〔『ニッポニカ』@JapanKnowledge〕

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、立項されませんでした。

著書・作品名:日本地名箋 下

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1874年

著者・作者:西野古海編輯

掲載ページなど:93丁オ8行目

発行元:東京書肆