日国友の会

ほうかい【法界】

読者カード 用例 2024年10月22日 公開

2021年02月15日 古書人さん投稿

用例:此所ノ三昧ニ於テ法界(ハウカイ)無縁靈魂ヲスヽメノ為ニ率都婆ヲ書テ佛供ヲ備躍念佛執行シ玉フ〔古跡・七堂〕
『堺鑑(中)』 1684年 衣笠一閑
語釈:〔名〕(1)「ほっかい(法界)(2)」に同じ。

コメント:解釈1に辞典しか事例がないので

編集部:第2版では、『日葡辞書』(1603-04)の例が添えられています。ちなみに、「ほっかい(2)」の語釈は「大乗仏教で、全宇宙を法の現われと見、真如と同視する。真如そのもの。また、諸宗により理解に差があるが、本源的な法性としては真如、その差別的な現われとしては世界・宇宙の両義に用いる。ほうかい」となっています。

著書・作品名:堺鑑(中)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1684年

著者・作者:衣笠一閑

掲載ページなど:55ページ2行目〔古板地誌研究会(藝林舎)、1971〕

発行元:武村市兵衛板行