日国友の会

しのだ【信太・信田(篠田)】

読者カード 用例 2024年10月22日 公開

2021年02月15日 古書人さん投稿

用例:昔安倍晴明泉州篠田(シノダ)村ヨリ經過ノ時後來人民ノ為ニトテ占ノ書ヲ此ニ埋リ〔古跡・占辻〕
『堺鑑(中)』 1684年 衣笠一閑
語釈:【一】大阪府泉北郡にあった地名。旧信太村。昭和三四年(一九五九)一部が泉大津市に編入され、同三五年、残りの大部分が和泉市に編入された。現在の和泉市の北部から泉大津市の一部を含む地域にあたる。黄金塚(こがねづか)など古墳が多く、信太山がある。

コメント:解釈1の初事例です

編集部:『新版角川日本地名大辞典』によれば、「篠田」とも書いたようですね。ちなみに、『角川古語大辞典』では、「篠田」も見出し漢字欄に挙げています。

著書・作品名:堺鑑(中)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1684年

著者・作者:衣笠一閑

掲載ページなど:60ページ1行目〔古板地誌研究会(藝林舎)、1971〕

発行元:武村市兵衛板行