日国友の会

やこ【野狐】

読者カード 用例 2024年10月22日 公開

2021年02月16日 古書人さん投稿

用例:或時神感應有テ森ノ中ニ三足ノ野狐(ヤコ)アリ〔古跡・釣狐寺〕
『堺鑑(中)』 1684年 衣笠一閑
語釈:〔名〕(1)野にすむ狐。のぎつね。特に、禅で、真に深奥に達しないのに、自分でさとったつもりでいる者をいう。野狐禅。

コメント:「やこ」の確例です

編集部:辞書以外の確例としては、虎寛本狂言『釣狐』(室町末〜近世初)の例が添えられています。

著書・作品名:堺鑑(中)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1684年

著者・作者:衣笠一閑

掲載ページなど:60ページ後ろから2行目〔古板地誌研究会(藝林舎)、1971〕

発行元:武村市兵衛板行