たもんてん【多聞天】
読者カード 用例 2024年10月22日 公開
用例: | 然ニ依テ旭蓮社ヘ寄進シ寺内ニ寶塔ヲ建立シ弘法大師一刀三禮ノ多門天(タモンデン)王ヲ安置ス〔古跡・塩風呂〕 |
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『堺鑑(中)』 1684年 衣笠一閑 | |
語釈: | (「たもんでん」とも。多聞は梵 Vaiśravaṇa の訳。毘沙門と音訳。常に仏が説法する道場の守護にあたり、法を聞くことが多いのでこの名がある)四天王の一つ。須彌山(しゅみせん)の北面中腹に住し、北方を守護する天王。多数の薬叉衆を従える。その形像は武装形にあらわされ、宝塔を捧げる。多聞天王。多聞。 |
コメント:「やもんでん」の確例です
編集部:第2版では、漢字表記に「タモンデン」の確例を添えることができませんでした。
著書・作品名:堺鑑(中)
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1684年
著者・作者:衣笠一閑
掲載ページなど:62ページ後ろから3行目〔古板地誌研究会(藝林舎)、1971〕
発行元:武村市兵衛板行