日国友の会

ずばと

読者カード 用例 2024年10月22日 公開

2021年02月17日 古書人さん投稿

用例:何方ヨリカ來ケン流矢一筋來テ實休ノ胸板ニ箆深ニズハト立受モ不堪馬ヨリ落テ永禄五年壬戌三月五日ニ卒ス〔古事戦場・三好実休〕
『堺鑑(中)』 1684年 衣笠一閑
語釈:〔副〕(2)突然に、または、ためらわないで物事を行なうさまを表わす語。勢いにのって切るさまにいうことが多い。ずわと。

コメント:「ずばと」なのか「ずばっと」なのか、微妙な所ですが、「ずばっと」としました

編集部:表記通りの見出し「ずばと」がありますので、その例となります。第2版の用例は3例あり、『義経記』(室町中か)『四河入海』(17C前)が「すはと」、浄瑠璃『四天王むしゃ執行』(1659)が「すばと」の表記になっています。

著書・作品名:堺鑑(中)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1684年

著者・作者:衣笠一閑

掲載ページなど:74ページ1行目〔古板地誌研究会(藝林舎)、1971〕

発行元:武村市兵衛板行