日国友の会

だんじき【断食】

読者カード 用例 2024年10月27日 公開

2021年02月24日 古書人さん投稿

用例:正月二日ニ住吉ノ神社ニ誓テ七日斷食(タンジキ)シ潔齋シテ長坐不臥口ニ彌陀ノ寶號ヲ唱父ノ病苦ヲ救事ヲ祈〔寺観・引接寺 勅定山〕
『堺鑑(中)』 1684年 衣笠一閑
語釈:〔名〕本来は苦行の一種。修行や祈願のために、一定の期間自発的に食物を断つこと。

コメント:「たんじき」の確例です

編集部:「断」は「たん」と読むこともあるので、その例ということになります。語釈の冒頭注として〈「たんざい」とも〉と補ったほうがいいですね。

著書・作品名:堺鑑(中)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1684年

著者・作者:衣笠一閑

掲載ページなど:101ページ7行目〔古板地誌研究会(藝林舎)、1971〕

発行元:武村市兵衛板行