日国友の会

ごかのしょう【五家荘】

読者カード 用例 2024年10月14日 公開

2021年02月25日 古書人さん投稿

用例:肥後の五家(ゴカ)の庄に於ける武蔵の浦山郷に於けるが如きは寧ろ珍しとするに足らざることは既に世人の知る所なり〔地理・東部台灣の探檢〕
『太陽(第貮巻第貮号)』 1896年1月20日 柴山覺藏
語釈:熊本県南東部、泉村東部の山間地。球磨川支流川辺川峡谷の久連子(くれこ)、椎原(しいばる)、仁田尾(にたお)、樅木(もみき)、葉木(はぎ)の旧五村をいう。長い間隔絶状態にあり、平家落人説、菅家一門説、木地屋(きじや)集落説など諸説がある。近世、天草代官支配の五大庄屋(地頭)がいた。焼畑農耕など独自の風俗が近年まで残っていた。

コメント:僅かですが遡ります

編集部:2008年9月14日付けで、古書人さんに、亀井忠一(編)『帝國地理教科書 全』(1898)の例をご紹介いただいていますが、さらに、2年さかのぼります。

著書・作品名:太陽(第貮巻第貮号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年1月20日

著者・作者:柴山覺藏

掲載ページなど:459ページ下段後ろから11行目

発行元:博文館