しおあなじ【塩穴寺】
読者カード 項目 2024年10月29日 公開
用例: | 鹽穴寺(シホアナジ)開基未詳本尊十一面觀音也〔寺観・鹽穴寺〕 |
---|---|
『堺鑑(中)』 1684年 衣笠一閑 | |
語釈: | 大阪府堺市家原寺町一丁にある寺。家原(えばら)寺の北東にある。高野山真言宗。光明山と号し、本尊は十一面観音。塩穴寺縁起(奈良国立博物館寄託)によると、慶雲四年(七〇七)行基が堺浦を遊行、その時同地の漁師のために弥勒像を作り、一宇を建立、滅罪の道場とした。その後、海中より出現した十一面観音を同弥勒堂に安置し本尊として祀った。翌和銅元年(七〇八)元明天皇の勅願寺となり、寺観も整えられ七堂伽藍を備えたという。この地は塩穴郷下条の地であったため、地名にちなんで塩穴寺と号したが、常楽(じようらく)寺とも称したという。〈以下略〉〔平凡社『日本歴史地名大系』@JapanKnowledge〕 |
コメント:取り敢えず
編集部:第2版では、立項されませんでした。
著書・作品名:堺鑑(中)
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1684年
著者・作者:衣笠一閑
掲載ページなど:112ページ後ろから3行目〔古板地誌研究会(藝林舎)、1971〕
発行元:武村市兵衛板行