日国友の会

だっとのいきおい【脱兎の勢】

読者カード 用例 2024年10月14日 公開

2021年02月28日 古書人さん投稿

用例:更に脱兎(ダット)の勢(イキホヒ)を以て、續々と重り合へる斷石缼岩の間に流入す、〔地理・日光山の奥〕
『太陽(第貮巻第貮号)』 1896年1月20日 田山花袋
語釈:逃げる兎のように、きわめて迅速なさまにいう語。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、夏目漱石『吾輩は猫である』(1905-06)の例が添えられていますが、さらに、10年さかのぼります。

著書・作品名:太陽(第貮巻第貮号)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年1月20日

著者・作者:田山花袋

掲載ページなど:464ページ上段9行目

発行元:博文館