たえまでら【当麻寺】
読者カード 用例 2024年10月30日 公開
用例: | 扨又御本尊ハ和州當麻寺(タヘマテラ)ニ御座有シヲ此寺ニ移奉リケルトカヤ〔寺観・了覚寺〕 |
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『堺鑑(中)』 1684年 衣笠一閑 | |
語釈: | 「たいまでら(当麻寺)」に同じ。 |
コメント:遡ります
編集部:2020年6月24日付けで、『諸国案内旅すゞめ(五)』(1701)の例をご紹介いただいていますが、さらに、17年さかのぼります。ちなみに、「たいまでら(当麻寺)」の語釈は「奈良県北葛城郡当麻町にある高野山真言宗と浄土宗の二宗に兼属する寺。正称は二上山禅林寺。聖徳太子の弟麻呂子(まろこ)王が河内国(大阪府)に創建した万法蔵院を、天武天皇の代に現在地に移して改称したのがはじまりと伝えられる。現在の堂宇の大半は鎌倉時代のもの。国宝に奈良時代作の東塔、西塔をはじめ本堂(曼荼羅堂)、塑造彌勒如来座像、銅鐘、綴織当麻曼荼羅がある。たにまでら」となっています。
著書・作品名:堺鑑(中)
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1684年
著者・作者:衣笠一閑
掲載ページなど:121ページ2行目〔古板地誌研究会(藝林舎)、1971〕
発行元:武村市兵衛板行