日国友の会

らいごう【来迎】

読者カード 用例 2024年10月30日 公開

2021年03月01日 古書人さん投稿

用例:當麻寺ハ彌陀來迎(ライカウ)ノ地ナレバトテ納奉セ玉フトカヤ〔寺観・了覚寺〕
『堺鑑(中)』 1684年 衣笠一閑
語釈:〔名〕(古くは「らいこう」)(1)(─する)仏語。念仏行者の臨終に、阿彌陀仏や諸菩薩が迎えに来て浄土に連れて行くこと。真宗では、阿彌陀仏の本願によって、念仏者が浄土に帰って来るのを仏が待ち迎えることをいう。御来迎。→来迎引接(らいごういんじょう)。

コメント:「らいこう」の確例です

編集部:第2版では、「らいこう」の確例は、『文明本節用集』(室町中)のみであり、「音史」に「近世中頃まで第三拍清音か」とある記述を裏付ける例となりますね。

著書・作品名:堺鑑(中)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1684年

著者・作者:衣笠一閑

掲載ページなど:121ページ2行目〔古板地誌研究会(藝林舎)、1971〕

発行元:武村市兵衛板行