日国友の会

ばんどうさんじゅうさんしょ【坂東三十三所】

読者カード 用例 2024年11月06日 公開

2021年03月08日 古書人さん投稿

用例:一、長柄郡大悲山楠光院笠森寺の堂は、南に面せり。〈略〉又、北の方に八分にて蓮華廊と書る榜あり。堂内に觀音の像を安ず。所謂坂東三十三処の其一也。
『房総志料』 1802(序)年 中村国香
語釈:坂東(関東地方)における三三の観音霊場。西国三十三所に模したもの。神奈川県の杉本寺・岩殿寺・安養院・長谷寺・勝福寺・長谷寺(飯山観音)・光明寺・星谷寺・弘明寺、埼玉県の慈光寺・正法寺・安楽寺・慈恩寺、東京都の浅草寺、群馬県の長谷寺・水沢寺、栃木県の満願寺・中禅寺・大谷寺・西明寺、茨城県の日輪寺・佐竹寺・観世音寺(旧正福寺)・楽法寺・大御堂・清滝寺、千葉県の円福寺・龍正院・千葉寺・高蔵寺・笠森寺・清水寺・那古寺。

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、用例が入りませんでした。

著書・作品名:房総志料

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1802(序)年

著者・作者:中村国香

掲載ページなど:4ページ9行目〔『改訂房総叢書 第3輯』房総志料、1959〕

発行元:改訂房総叢書刊行會