日国友の会

もとくち【元口(本口)】

読者カード 用例 2024年11月07日 公開

2021年03月10日 古書人さん投稿

用例:即本口(モトクチ)一尺三寸末口一尺一寸長一丈玉目一貫五百目ノ大筒ヲ不日ニ張上奉ル〔土産・鐡炮〕
『堺鑑(下)』 1684年 衣笠一閑
語釈:〔名〕丸太材の、根元に近い方の太い切り口。←→末口(すえくち)。

コメント:取り敢えず

編集部:基本義は同じと考えられますが、ここは丸太材ではなく、鉄砲の筒なので、語釈を調整する必要があります。なお漢字表記が「本口」の例としては、薄田泣菫『茶話』(1915-30)の例が添えられていますが、さかのぼることになります。

著書・作品名:堺鑑(下)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1684年

著者・作者:衣笠一閑

掲載ページなど:202ページ3行目〔古板地誌研究会(藝林舎)、1971〕

発行元:武村市兵衛板行