日国友の会

せんあん【宣案】

読者カード 項目 2024年11月08日 公開

2021年03月10日 古書人さん投稿

用例:延寶四年丙辰六月廿八日中御門大納言宣旨承テ和泉目ノ官ヲ玉ハリ宣案(センアン)ヲ頂戴ス〔土産・白粉〕
『堺鑑(下)』 1684年 衣笠一閑
語釈:〔名〕「くぜんあん(口宣案)」に同じ。

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。ちなみに、「口宣案」の語釈に「口宣(1)の控え。本来は職事(しきじ=蔵人頭)の手控えであったが、のちにはこれを上卿に交付するようになって、独立して実効力のある文書となった。その様式は、はじめに日付、宛名は本文中にあり、末尾に蔵人の官と姓名の順で書かれ、姓名の下に「奉」字を加えた。くぜん」とあります。

著書・作品名:堺鑑(下)

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1684年

著者・作者:衣笠一閑

掲載ページなど:205ページ3行目〔古板地誌研究会(藝林舎)、1971〕

発行元:武村市兵衛板行