ぼくり【木履】
読者カード 用例 2024年11月08日 公開
用例: | 女ノ著ル履(あしだ)也諸国ニ多ト云共當津今市町ノ木履(ボクリ)吉トスル故ハ舊成迄齒ノ抜事ナシ〔土産・塗木履附雪駄〕 |
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『堺鑑(下)』 1684年 衣笠一閑 | |
語釈: | 〔名〕(3)「ぼっくり(木履)」に同じ。 |
コメント:解釈3の事例で遡ります
編集部:第2版では、幸田露伴『いさなとり』(1891)の例が早いのですが、さらに、207年さかのぼります。ちなみに、「ぼっくり」の語釈は「(「ぼくり」の変化した語。「ぽっくり」とも)下駄の一つ。台の底をくり抜き、うしろを丸く、前部を前のめりにしたもの。ふつう、黒や朱の漆を塗る。多く少女が用いる。ぽっくりげた」となっています。
著書・作品名:堺鑑(下)
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1684年
著者・作者:衣笠一閑
掲載ページなど:205ページ後ろから2行目〔古板地誌研究会(藝林舎)、1971〕
発行元:武村市兵衛板行