日国友の会

きゅうかく【旧格】

読者カード 用例 2024年11月11日 公開

2021年03月12日 古書人さん投稿

用例:和漢古今共太平久しく續き候時は上下安樂にのみ流れ何事も先例舊格に泥み政事も死物に罷成候ゆゑ御為めと心付候事も不申上御不為と存候事も不申上身かまへのみ仕り
『水戸烈公戊戌封事』 1839年 水戸斉昭
語釈:〔名〕ふるいしきたり。昔の規則。

コメント:遡ります

編集部:2019年10月20日付けで、若桜木さんに、『類聚三代格』(869)の例をご紹介いただいていますが、漢字仮名交じり文の例としては、第2版の、福沢諭吉『学問のすゝめ』(1872-76)の例よりも37年さかのぼります。

著書・作品名:水戸烈公戊戌封事

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1839年

著者・作者:水戸斉昭

掲載ページなど:62ページ後ろから7行目(「野史臺 維新史料叢書 別編二」、1973)

発行元:東京大学出版會