日国友の会

ダブルボタン

読者カード 用例 2024年11月12日 公開

2021年03月14日 古書人さん投稿

用例:上衣は黑胴衣には紅色の絽、又は同じ色の他の切れ地を用ひ、大抵モーニングコート、又は二重釦(ダブルボタン)の背廣などに仕立つるよし。〔雑報・絽の洋服〕
『文藝倶楽部(第二巻第十編)』 1896年8月10日 編輯人 宮澤春文
語釈:〔名〕(英 double-buttoned から)「ダブルブレスト」に同じ。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、小栗風葉『青春』(1905-06)の例が早いのですが、さらに、10年さかのぼります。ちなみに、「ダブルブレスト」の語釈は「(英 double-breasted から)洋服で、両前で二列にボタンのついた上着や外套。ダブルボタン。ダブル。両前」となっています。

著書・作品名:文藝倶楽部(第二巻第十編)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年8月10日

著者・作者:編輯人 宮澤春文

掲載ページなど:231ページ 下段後ろから7行目

発行元:博文館