日国友の会

あんせいのたいごく【安政の大獄】

読者カード 用例 2024年11月12日 公開

2021年03月16日 古書人さん投稿

用例:幕府の措置悉く其の當を失ひ、家重を将軍に立てゝ諸藩の意を失ひ、安政(アンセイ)の大獄(タイゴク)を起し、〔政治史・一〕
『明治発達史 全』 1911年7月27日 編纂者 毛利鐵之助・原田信三・日野忠吾・宮本銑太郎
語釈:安政五年(一八五八)大老井伊直弼(なおすけ)が、尊王攘夷派に対して行なった大弾圧。日米通商条約を勅許を得ないで調印したことや、将軍の後継者を家茂(いえもち)に定めたことに対する激しい反対を押えるため、徳川斉昭らの大名・公卿に謹慎を命じ、志士百余名を投獄、吉田松陰・橋本左内・頼三樹三郎ら八名を死刑にした。戊午(ぼご)の大獄。

コメント:遡ります

編集部:2008年8月25日付けで、末広鉄男さんに、『日本家庭大百科事彙第一巻』(1927)の例をご紹介いただいていますが、さらに、16年さかのぼります。

著書・作品名:明治発達史 全

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1911年7月27日

著者・作者:編纂者 毛利鐵之助・原田信三・日野忠吾・宮本銑太郎

掲載ページなど:3ページ後ろから1行目

発行元:博愛館