日国友の会

てんどう【天堂】

読者カード 用例 2024年11月15日 公開

2021年03月18日 古書人さん投稿

用例:さてその本尊と申すは十文字の柱に磔にかゝりたる體にてその宗門のものは此本尊を手本といたしたとひ磔にかゝり候とも宗門さへひろめ候へは死後天堂に登り候と歟
『水戸烈公戊戌封事』 1839年 水戸斉昭
語釈:〔名〕(3)キリスト教で、天国のこと。現在は用いない。

コメント:解釈3の事例で遡ります

編集部:第2版では、坪内逍遥『当世書生気質』(1885-86)の例が早いのですが、さらに、47年さかのぼります。

著書・作品名:水戸烈公戊戌封事

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1839年

著者・作者:水戸斉昭

掲載ページなど:75ページ後ろから4行目(「野史臺 維新史料叢書 別編二」、1973)

発行元:東京大学出版會