日国友の会

ひのたま【火の玉】

読者カード 語釈 2024年11月19日 公開

2021年03月20日 古書人さん投稿

用例:此即世に流星或は火(ひ)の玉(たま)抔と唱ふるものにてこの星は元来石塊なれば地抔と齊しく〔流星並に火の玉の事〕
『天變地異』 1868年 小幡篤次郎
語釈:「りゅうせい(流星)」の異称。

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、この用法には触れていませんね。ちなみに、「流星」の語釈は「(1)地球の大気圏に突入した宇宙塵が高速度で落下するとき、圧縮された空気の昇温により加熱され発光するもの。ふつう高度一〇〇~三〇〇キロメートル付近で観測され、速度は毎秒二〇~一〇〇キロメートル。まれに、大気中で気化しきらないで地表に達したものを隕石(いんせき)という。ながれぼし。よばいぼし。りゅうしょう。奔星(ほんせい)。《季・秋》」となっています。

著書・作品名:天變地異

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1868年

著者・作者:小幡篤次郎

掲載ページなど:22丁ウ1行目

発行元:慶應義塾蔵版