日国友の会

きそやま【木曾山】

読者カード 用例 2024年11月19日 公開

2021年03月21日 古書人さん投稿

用例:木曾山(キソヤマ)の檜に火を發すといふも風吹に生茂たる木と木と摺合て遂に山火事の源とはなるものなり〔一・一〕
『訓蒙窮理圖解』 1868年 福澤諭吉
語釈:現在の長野県木曾郡一円に、裏木曾山(岐阜県恵那郡三ケ村山)を含めた地域の総称。単に木曾ともいう。古くは美濃国(岐阜県)恵那郡に属し、江戸時代は尾張藩の所領であったが、全体の約九五パーセントが山林であるのと、その山林がヒノキの主産地であったところから生じた通称。

コメント:遡ります

編集部:第2版では、島崎藤村『夜明け前』(1932-35)の例が添えられていますが、さらに、67年さかのぼります。

著書・作品名:訓蒙窮理圖解

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1868年

著者・作者:福澤諭吉

掲載ページなど:266ページ後ろから4行目〔『福沢全集第2巻』、1925〕

発行元:国民図書