できしにん【溺死人】
読者カード 用例 2024年11月19日 公開
用例: | 少しく日より風波悪敷候へは破船いたし其時に船中の米穀諸品空く海中のもくつと相成甚しきに至候ては漂流又は溺死人出來候儀あまり無術且はあはれむへき事に御座候 |
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『水戸烈公戊戌封事』 1839年 水戸斉昭 | |
語釈: | 〔名〕「できししゃ(溺死者)」に同じ。 |
コメント:取り敢えず
編集部:第2版では、矢野龍渓『経国美談』(1883-84)の例が早いのですが、さらに、45年ほどさかのぼります。ちなみに、「溺死者」の語釈は「溺死した者。おぼれ死んだ者。溺死人。どざえもん」となっています。
著書・作品名:水戸烈公戊戌封事
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1839年
著者・作者:水戸斉昭
掲載ページなど:82ページ後ろから3行目
発行元:東京大学出版會