日国友の会

しおどめ【汐留】

読者カード 用例 2024年11月19日 公開

2021年03月22日 古書人さん投稿

用例:又頃日木挽町汐留(シホドメ)の三河屋綱吉といふ小間物屋夏の衣服に霧吹く道具なりとて〔一・二〕
『訓蒙窮理圖解』 1868年 福澤諭吉
語釈:(江戸時代、上げ潮の海水が外堀に逆流するのをせき止めるために汐留の堰が設けられたところから呼ばれた)東京都港区北東端の旧地名。現在の東新橋一帯にあたる。明治五年(一八七二)わが国最初の鉄道の起点となった新橋駅(現在の汐留貨物駅)が置かれた。

コメント:取り敢えず

編集部:第2版では、第2版では語源に通じるような意味合いで、談義本『艷道通鑑』(1715)の例が添えられていますが、ご紹介いただいた例は現代の地名に通じる幕末明治の例として添えたいところですね。

著書・作品名:訓蒙窮理圖解

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1868年

著者・作者:福澤諭吉

掲載ページなど:277ページ後ろから1行目〔『福沢全集第2巻』、1925〕

発行元:慶應義塾蔵版