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ふひょう【浮標】

読者カード 用例 2022年01月26日 公開

2021年03月29日 ubiAさん投稿

用例:第一に漁具殊に網の硏究である。(略)網に付ける浮標の浮力、
『物理學の應用に就て』 1913年3月 寺田寅彦
語釈:〔名〕(2)網・漁具などのうき。

コメント:「うきひょう」か「ふひょう」か不明ですが、とりあえず「ふひょう」で。第二版の用例(1920~21)よりさかのぼります。文末に(大正二年三月)とあります。

編集部:第2版では、寺田寅彦『旅日記から』(1920-21)の例が早いのですが、さらに、8年ほどさかのぼることになります。「浮標」は順当によめば「ふひょう」ですが、「うきひょう」の例とするにはやはり確例が欲しいですね。

著書・作品名:物理學の應用に就て

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1913年3月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:171ページ本文4行目〔『寺田寅彦全随筆一』、一九九一年一二月四日第一刷発行〕

発行元:岩波書店