もちあう【持合】
読者カード 用例 2024年11月25日 公開
用例: | 右の如く求心力と遠心力と二様の力にて互に持合(モチア)ひこれに由て日輪の周圍に世界廻り世界の周圍に月綸の廻るなり〔巻之三・第七章〕 |
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『訓蒙窮理圖解』 1868年 福澤諭吉 | |
語釈: | (「もちやう」とも)【二】〔自ワ五(ハ四)〕(1)互いに譲らないでがんばる。互いの力がつりあって保たれる。つりあいがとれている。 |
コメント:解釈1の1の事例で遡ります
編集部:ここは、力学的の叙述になっているので、上記のように【二】(1)の意味に解釈するのがふさわしいと思われます。第2版では、中村正直訳『自由之理』(1872)の例が早いのですが、4年さかのぼることになります。
著書・作品名:訓蒙窮理圖解
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1868年
著者・作者:福澤諭吉
掲載ページなど:301ページ4行目
発行元:国民図書