いんないぎんざん【院内銀山】
読者カード 用例 2024年12月03日 公開
用例: | 十一月一日羽後國雄勝郡院内銀山及ヒ仝國秋田郡阿仁銅山ノ坑業ヲ起シ、院内阿仁ニ各鑛山支廳ヲ置ク。〔工部本省・明治八年〕 |
---|---|
『工部省沿革報告』 1889年 大蔵省(農商務省・会計検査院)編纂 | |
語釈: | 銀山の一つ。秋田県雄勝(おかち)郡にあり、慶長一一年(一六〇六)に発見された銀山。初期は、銀の産出量が多く、近世、秋田藩直山(じきやま)となり、多額の運上銀を幕府に納めていた。明治維新後は政府直営となり、のち、古河鉱業の経営となったが、昭和二九年(一九五四)閉山。 |
コメント:遡ります
編集部:2008年7月24日付けで、亀井忠一編『帝國地理教科書 全』(1898)の例をご紹介いただいていますが、さらに、9年さかのぼります。
著書・作品名:工部省沿革報告
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1889年
著者・作者:大蔵省(農商務省・会計検査院)編纂
掲載ページなど:16ページ下段9行目(「明治前期 財政経済史料集成 第17巻ノ1」、1964)
発行元:明治文献資料刊行会