日国友の会

かけざん【掛算】

読者カード 用例 2024年12月09日 公開

2021年04月12日 古書人さん投稿

用例:今二十八寸ノ登方ヲ以テ叠算(カケザン)スルニマサニ氣力四百二十磅ヲ受クベシ、〔気機筩〕
『博物新編譯解 巻之一』 1868年 大森秀三
語釈:〔名〕(1)二つ以上の数または式を掛け合わせて、その結果を求める計算法。乗法。乗算。←→割算。

コメント:解釈1に辞典しか事例がないので

編集部:第2版では、『日葡辞書』(1603-04)『塵劫記』(1627)『数学ニ用ヰル辞ノ英和対訳字書』(1889)の例が添えられていますが、「叠(=畳)算」を当てる例は初めてですね。

著書・作品名:博物新編譯解 巻之一

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1868年

著者・作者:大森秀三

掲載ページなど:7丁ウ後ろから1行目

発行元:青山清吉