日国友の会

かんすいせき【寒水石】

読者カード 語釈 2024年12月12日 公開

2021年04月13日 古書人さん投稿

用例:八月二十日曩ニ熊本縣下八代郡松高村字大島ニ産スル寒水石(里俗白鳥石ト稱ス)ハ良質好ナルヲ以テ、官ニ需用セハ該地ヲ獻呈センコトヲ所有主ヨリ(管轄廳ヲ經テ)内務省ニ稟申セリ。〔工部本省・明治十三年〕
『工部省沿革報告』 1889年 大蔵省(農商務省・会計検査院)編纂
語釈:〔名〕「ぎょうすいせき(凝水石)」の異名。〔cf.大修館『大漢和辞典』〕

コメント:語訳が茨城県しか見当たりませんでしたが、取り敢えず

編集部:もともとの意味かと思われます。ちなみに、「凝水石」の日国2版の語釈は「岩塩の凝固したもの」となっています。

著書・作品名:工部省沿革報告

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1889年

著者・作者:大蔵省(農商務省・会計検査院)編纂

掲載ページなど:26ページ上段9行目(「明治前期 財政経済史料集成 第17巻ノ1」、1964)

発行元:明治文献資料刊行会