日国友の会

ふせもじ【伏文字】

読者カード 語釈 2024年12月14日 公開

2021年04月17日 古書人さん投稿

用例:近頃伏文字(フセモジ)と云る點取或地にて流行するとて、珍しくも選抜の依頼を受しが、〔雑報・伏文字〕
『文藝倶楽部(第二巻第十編)』 1896年8月10日 編輯人 宮澤春文
語釈:〔名〕雑俳を読むときなどに、お題の文字を直接につかうことなく時事や故事などを読むなかにそれを暗示するやり方。

コメント:語訳がはっきりしませんが、取り敢えず

編集部:第2版では、立項されませんでした。引用部の後に「折句の如く二字の題を上下に使ひ、其文字を巧みに隠し、故事或は時事の穿ちに、無理なき言回しを手柄とするもの」とあります。

著書・作品名:文藝倶楽部(第二巻第十編)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年8月10日

著者・作者:編輯人 宮澤春文

掲載ページなど:235ページ下段後ろから2行目

発行元:博文館