日国友の会

てなが【手長】

読者カード 用例 2024年12月18日 公開

2021年04月23日 古書人さん投稿

用例:獲物はセイゴ、手長(テナガ)、鮒、鯊、鯔子などで、その面白さは得も謂はれぬ、〔雑録・沙地浪宅記〕
『文藝倶楽部(第二巻第十一編)』 1896年9月10日 思案外史記
語釈:〔名〕(9)「てながえび(手長海老)」の略。

コメント:解釈9の初事例です

編集部:第2版では、このブランチに用例を添えることができませんでした。ちなみに、「手長海老」の語釈は「テナガエビ科の淡水産のエビ。日本の淡水産エビのうち、最も普通の種類で、北海道を除いた各地の水草の茂った河川・湖沼に多い。体長は一〇センチメートル近くになる。全体に淡灰色。雄の第二胸脚は長く、体長の一・五倍くらいあり、先端にはさみをもつ。雌では短く雄の半分くらい。食用として美味。つえつきえび。くさえび。てなが。学名はMacrobrachium nipponense 《季・夏》」となっています。

著書・作品名:文藝倶楽部(第二巻第十一編)

媒体形式:雑誌

刊行年(月日):1896年9月10日

著者・作者:思案外史記

掲載ページなど:183ページ上段後ろから1行目

発行元:博文館