デザイン
読者カード 用例 2024年12月24日 公開
用例: | 繪畫について幾分でも知って居るものは、繪がその上に描かれるキャンヴァスの形状が如何様にデザインの構圖を條件づけるかを知って居る。〔Ⅱ・第一部・一一〕 |
---|---|
『プドフキン映画創作論』 1936年8月30日 訳者 佐々木能理男 | |
語釈: | 〔名〕(英 design)《ディザイン》広義には、絵画・建築・彫刻・装飾・工芸などあらゆる造形作品の計画や意匠あるいは下絵のこと。現在では狭い意味で、建築、工業製品、服飾、商業美術など実用的な目的を持った造形作品の計画・意匠をさすことが多い。インダストリアル‐デザイン、建築デザイン、グラフィック‐デザイン、インテリア‐デザイン、服飾デザインなど。さらに狭義には、図案や模様の考案のことだけをさす場合もある。 |
コメント:解釈1の初事例です
編集部:『精選版日本国語大辞典』では、上記の語釈を整理して、広義の意味〈①意匠・下絵・計画〉と狭義の意味〈②図案・模様〉に分けていますが、その広義の意味に相当するものとして、第二版では舟橋聖一『鴛鴦の間』(1955)の例が早い例として添えられています。ご紹介いただいた例はそれよりも、さらに、19年さかのぼることになります。
著書・作品名:プドフキン映画創作論
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1936年8月30日
著者・作者:訳者 佐々木能理男
掲載ページなど:147ページ後ろから1行目
発行元:映画評論社