かたぎもの【気質者】
読者カード 用例 2024年12月29日 公開
用例: | されは八文字屋ものゝかたぎものはこの『子息かたぎ』ぞはじめなる。〔文學・八文字屋もの〕 |
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『太陽(第貮巻第參号)』 1896年2月5日 水谷不倒 | |
語釈: | 〔名〕浮世草子の分類の一つ。人物の性格や気質を、階級、身分、職業などの類型によって描き分けた近世小説。江島其磧が八文字屋自笑のもとを離れた後の「寛濶役者片気」(正徳元年=一七一一頃)、「世間子息気質」(正徳五年=一七一五)、「世間娘容気」(享保二年=一七一七)の諸作品によってこの形式を開拓した。その後、多田南嶺の「世間母親容気」(宝暦二年=一七五二)や和訳太郎こと上田秋成の「世間妾形気」(明和四年=一七六七)など、浮世草子末期を飾る多くの作品を出している。 |
コメント:取り敢えず
編集部:第2版では、用例が入りませんでした。
著書・作品名:太陽(第貮巻第參号)
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1896年2月5日
著者・作者:水谷不倒
掲載ページなど:636ページ上段本文3行目
発行元:博文館