いろすな【色砂】
読者カード 用例 2024年12月30日 公開
用例: | 盆石、盆畫と云ひて、塗盆(ぬりぼん)の上に、石をならべ、色砂(イロスナ)など盛りて、須磨明石等の景色を、似せたりし技術も、今は昔となりぬ。〔雑録・青山白水〕 |
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『文藝倶楽部(第二巻第十一編)』 1896年9月10日 二橋生 | |
語釈: | 〔名〕有色の壁砂。有色の石材、鉱物、ガラス、貝がらなどを粉砕したものと、天然の砂に着色したものとがあり、日本壁の上塗りに用いる。 |
コメント:遡ります
編集部:2022年3月5日付けで、ubiAさんに、寺田寅彦『砂の話』(1931)の例をご紹介いただいていますが、さらに、35年さかのぼります。
著書・作品名:文藝倶楽部(第二巻第十一編)
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1896年9月10日
著者・作者:二橋生
掲載ページなど:191ページ下段後ろから4行目
発行元:博文館