あさひしょうぐん【朝日将軍】
読者カード 用例 2024年12月31日 公開
用例: | 朝陽斜に茅檐を掠めて、嵐氣(らんき)空より靑き處、旭将軍(アサヒシャウグン)の顧みて、馬を進めたる地なり、〔雑録・青山白水〕 |
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『文藝倶楽部(第二巻第十一編)』 1896年9月10日 二橋生 | |
語釈: | 「みなもとのよしなか(源義仲)」の別称。 |
コメント:遡ります
編集部:2008年8月22日付けで、末広鉄男さんに、『日本家庭大百科事彙第一巻』(1927)の例をご紹介いただいていますが、さらに、31年さかのぼります。ちなみに、「朝日将軍」の語釈は「平安末期・鎌倉初期の武将。義賢の二男。父が源義平に殺され、乳母の夫中原兼遠によって木曾山中で成長したので、木曾義仲とも呼ばれた。以仁王(もちひとおう)の令旨で挙兵、越後国の城長茂を敗走させ、北陸道を西上して寿永二年(一一八三)入京。東国の頼朝、西国の平氏と天下三分の形勢をつくり、朝日将軍の名を得たが、間もなく後白河法皇に反して、法住寺殿に法皇を攻め、かえって源範頼・義経の追討を受けて、近江粟津原で敗死した。久寿元~寿永三年(一一五四~八四)」となっています。
著書・作品名:文藝倶楽部(第二巻第十一編)
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1896年9月10日
著者・作者:二橋生
掲載ページなど:194ページ上段12行目
発行元:博文館