たま【球】
読者カード 用例 2025年01月01日 公開
用例: | 球突場(たまつきば)を硝子越しに覗く、〈略〉『オヤオヤ木村さん、今晩は大増御緩くりでしたね』などとゲームの球(たま)を數ふるものまた怪性なり、〔雑録・魔界散歩記〕 |
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『文藝倶楽部(第二巻第十一編)』 1896年9月10日 思椀坊 | |
語釈: | 【一】〔名〕(「たま(魂)」と同語源)(3)その形が(1)に似ているものをいう。(ト)玉突きに用いる球。転じて、玉突きのゲームをもいう。撞球(どうきゅう)。ビリヤード。 |
コメント:玉突場の話なので、解釈1の3のトの事例で遡ります
編集部:第2版では、夏目漱石『野分』(1907)の例が早いのですが、さらに、11年さかのぼります。
著書・作品名:文藝倶楽部(第二巻第十一編)
媒体形式:雑誌
刊行年(月日):1896年9月10日
著者・作者:思椀坊
掲載ページなど:198ページ下段3行目
発行元:博文館