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らくようしょう【落葉松】

読者カード 用例 2025年01月14日 公開

2021年05月11日 古書人さん投稿

用例:上高地の落葉松(ラクエフショウ)の實は、一升が二圓七十錢もするといふ。〔槍ヶ岳山塊〕
『日本の山水』 1915年 河東乗五郎
語釈:〔名〕植物「からまつ(唐松)」の異名。

コメント:辞典しか事例がないので

編集部:第2版では、『薬品手引草』(1778)の例が添えられています。ちなみに、「唐松」の語釈は「マツ科の落葉高木。本州中部の深山の乾いた山地に生えるが各地に広く植林され、また庭木や盆栽ともされる。ふつう高さ二〇~三〇メートル、直径六〇~八〇センチメートル。樹皮は暗褐色で鱗片状にはげ落ちる。枝は水平または斜上にのび、樹形はほぼ円錐形となる。葉は長さ二~四センチメートル、幅一~一・二ミリメートルの線形だが柔らかく、短枝に二〇~四〇個束生し、秋には黄褐色となって落葉する。五月ごろ、雌雄同株で、単性花を短枝の先に一個ずつ付ける。雄花は球形で黄色を帯び、雌花は楕円形で紅紫色。球果は長さ二~三・五センチメートル、鱗片の先端がそりかえる。種子は長さ三~四ミリメートルの倒卵状くさび形で、翌年一〇月ごろ成熟し、長い翼をもつ。心材は建築用材、枕木、坑木、パルプの原料などいろいろな方面に重用される。葉の出方が唐絵のマツに似ていることからこの名がある。学名はLarix kaempferi」となっています。

著書・作品名:日本の山水

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1915年

著者・作者:河東乗五郎

掲載ページなど:274ページ後ろから5行目

発行元:紫鳳閣