ぎょうしゅくかく【凝縮核】
読者カード 項目 2022年05月13日 公開
用例: | 此の水滴が出來る爲には、必ず何か其の凝縮する時に取りつく核のやうなものが必要であつて、此れがなければ溫度が下つても凝縮は起らない。從つて此際出來る水滴の數を顯微鏡で數へれば、そのやうな凝縮核の數が分る勘定である。 |
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『塵埃と光』 1922年5月 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕過冷却あるいは過飽和の状態にある蒸気に、微小な液体あるいは固体の粒子またはイオンを与えると、たちまちそれらが核となって発生する霧をいう。〈以下略〉〔cf.森北出版『デジタル化学辞典(第2版)』@Japanknowledge〕 |
コメント:項目が載っていないようなので。初出(大正十一年五月、科學知識)とあります。
編集部:第2版では、立項されませんでした。
著書・作品名:塵埃と光
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1922年5月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:241ページ本文5行目〔『寺田寅彦全随筆二』、一九九二年一月七日第一刷発行〕
発行元:岩波書店