日国友の会



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けいさんじゃく【計算尺】

読者カード 用例 2022年06月07日 公開

2021年06月13日 ubiAさん投稿

用例:計算尺を持つた左の手が
『中村彝氏の追憶』 1925年6月 寺田寅彦
語釈:〔名〕計算器具の一つ。固定した二つの目盛り尺(台尺)と、その間を滑り動く一つの目盛り尺(滑り尺)とからなり、カーソルを移動して目盛りを合わせ、値を求める。乗法、除法、開平、開立などの計算結果の近似値を簡単に求めることができる。スライドルール。

コメント:第二版に載っている辞書類(1888)以外の文例(1939)よりもさかのぼるので。初出(大正十四年六月、木星)とあります。

編集部:第2版では、山口鋭之助『物理学術語和英仏独対訳字書』(1888)の例が早く、文章例としては、吉田洋一『零の発見』(1939)の例よりも14年さかのぼることになります。

著書・作品名:中村彝氏の追憶

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1925年6月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:461ページ本文5行目〔『寺田寅彦全随筆二』、一九九二年一月七日第一刷発行〕

発行元:岩波書店