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しんじゅこう【真珠光】

読者カード 用例 2022年07月23日 公開

2021年07月11日 ubiAさん投稿

用例:天の一方には弦月が雲間から寒い光を投げて直下の海面に一抹の眞珠光を漾はして居た。
『札幌まで』 1932年11月 寺田寅彦
語釈:〔名〕真珠に似た光沢。

コメント:第二版では辞書類(1888)以外に文例が載っていないので。初出(昭和七年十一月、鐵塔)とあります。

編集部:第2版では、山口鋭之助『物理学術語和英仏独対訳字書』(1888)の例が添えられています。ちなみに、古書人さんに2010年1月7日付けでも新項目として『礦物小学』(1881)からの例をご紹介いただいていますが、意味は同じと考えられますので、用例扱いに修正しました。

著書・作品名:札幌まで

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1932年11月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:寺田寅彦全随筆三 一九九二年二月四日第一刷発行575ページ本文2行目

発行元:岩波書店