ハンドバッグ
読者カード 用例 2022年07月23日 公開
| 用例： | 歷史は繰返すとすれば今に貴婦人逹やモガ逹が等身大のリボン附きのステッキにハンドバッグでも吊るしたのを持つて銀座を步くやうになると面白い見物であらう。 |
|---|---|
| 『ステッキ』 1932年11月 寺田寅彦 | |
| 語釈： | 〔名〕（英 handbag）《ハンドバック・ハンドバグ》女性が、手回り品や化粧品などを入れて持ち歩く小形のかばんや袋。 |
コメント：第二版に載っている辞書類（1930）以外の文例（1934）よりもさかのぼるので。初出（昭和七年十一月、週刊朝日）とあります。
編集部：第2版では、桃井鶴夫『アルス新語辞典』（1930）の例が早く、文章例としては永井荷風『ひかげの花』（1934）よりも2年さかのぼることになります。
著書･作品名：ステッキ
媒体形式：単行本
刊行年（月日）：1932年11月
著者･作者：寺田寅彦
掲載ページなど：582ページ本文2行目〔『寺田寅彦全随筆三』、一九九二年二月四日第一刷発行〕
発行元：岩波書店