しゅうれんざい【収斂剤】
読者カード 用例 2022年09月01日 公開
用例: | 下劑とは反對の效果を生じるやうな収斂劑を交ぜて施用すると大變に工合がよいさうである。 |
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『マーカス・ショーとレビュー式敎育』 1934年6月 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕外用または内服により粘膜や創面の蛋白質に作用し、不溶性の被膜を形成して局所を保護する薬剤。硝酸銀、硫酸亜鉛、ミョウバン、ゲンノショウコの類。 |
コメント:第二版に載っている辞書類(1867)以外の文例(1943)よりもさかのぼるので。初出(昭和九年六月、中央公論)とあります。
編集部:第2版では、『和英語林集成(初版)』(1867)の例が早く、文章例としては、雑誌『旅』昭和18年(1943)終刊号の例が添えられていますが、さらに、9年さかのぼることになります。
著書・作品名:マーカス・ショーとレビュー式敎育
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1934年6月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:601ページ本文6行目〔『寺田寅彦全随筆四』、一九九二年三月四日第一刷発行〕
発行元:岩波書店