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ばっせき【末席】

読者カード 用例 2025年03月23日 公開

2021年08月08日 古書人さん投稿

用例:かれも此人々の末席につらなり。くたくた敷事のみ物語し侍るか。
『人鏡論』 1487年
語釈:〔名〕下位の座席。また、下位の地位。しもざ。末座。まっせき。

コメント:確例ではありませんが。遡ります

編集部:今では「まっせき」とも読むので、確例が欲しいところですが、辞書類をみると、近世以来ですが、「ばっせき」とするものはあっても「まっせき」は見当たらず、一方、漢籍由来の語であることは確かと思われますので、とりあえず、「ばっせき」と読んでおきましょう。第2版では、評判記『色道大鏡』(1678)の確例が早いのですが、191年さかのぼることになります。

著書・作品名:人鏡論

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1487年

著者・作者:

掲載ページなど:224ページ上段後ろから5行目(「「続群書類従 巻第九百三十七」(第32輯上)、1926)

発行元:続群書類従完成会