ほうそうし【包装紙】
読者カード 用例 2022年09月10日 公開
用例: | 今の朝日敷島の先祖と思はれる天狗煙草の榮えたのは日淸戰爭以後ではなかつたかと思ふ。赤天狗⾭天狗銀天狗金天狗といふ順序で煙草の品位が上がつて行つたが、その包裝紙の意匠も名に相應しい俗惡なものであつた。 |
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『喫煙四十年』 1934年8月 寺田寅彦 | |
語釈: | 〔名〕包装に用いる紙。 |
コメント:第二版の用例(1950)よりさかのぼります。初出(昭和九年八月、中央公論)とあります。
編集部:第2版では、獅子文六『自由学校』(1950)の例が早いのですが、さらに、16年さかのぼることになります。
著書・作品名:喫煙四十年
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1934年8月
著者・作者:寺田寅彦
掲載ページなど:28ページ本文1行目〔『寺田寅彦全随筆五』、一九九二年四月三日 第一刷発行〕
発行元:岩波書店