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いっぺんとう【一辺倒】

読者カード 用例 2022年09月13日 公開

2021年08月13日 ubiAさん投稿

用例:一辺倒(イッペントウ)(中略)民主党の北村德太郎が國会で、「共產党は向ソ一辺倒だが、政府は向米一辺倒か?」と吉田首相にくさがつたところから流行してきた言葉で、
『キング新年号付録 新語大辞典 附 世界時局人名録』 1951年 編集兼発行人 中里辰男
語釈:〔名〕一方にだけかたよること。一つの方面にだけ熱中すること。

コメント:投稿例(1950)よりも新しいですが、語誌にも「「向米一辺倒」「親米一辺倒」「親ソ一辺倒」など、政治や外交方面のことに多く用いられた。」とあるので、「向米一辺倒」を含む例として、とりあえず。

編集部:第2版では、獅子文六『自由学校』(1950)の例が早いのですが、語誌に「毛沢東が一九四九年七月発表の論文中に「要向社会主義一辺倒」と書いたところから日本に流行し、「向米一辺倒」「親米一辺倒」「親ソ一辺倒」など、政治や外交方面のことに多く用いられた」とありますね。

著書・作品名:キング新年号付録 新語大辞典 附 世界時局人名録

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1951年

著者・作者:編集兼発行人 中里辰男

掲載ページなど:14ページ下段11行目〔「キング第二十七卷第一号付錄」昭和二十六年一月一日発行〕

発行元:大日本雄弁会講談社