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ちくでんち【蓄電池】

読者カード 用例 2022年12月03日 公開

2021年09月10日 ubiAさん投稿

用例:しかしこれには蓄電池と云ふ都合のよいものがあつて、風の力を電氣の力に變じて蓄へ、〔十二〕
『話の種』 1907年10月3日 寺田寅彦
語釈:〔名〕充電によって繰り返し使うことのできる電池。外部から得た電気的エネルギーを化学的エネルギーに変えてたくわえ、必要に応じて電流を放出する。鉛蓄電池・アルカリ蓄電池などがある。二次電池。バッテリー。可逆電池。

コメント:第二版に載っている辞書類(1893)以外の文例(1908)よりもさかのぼるので。初出(明治四十年十月三日、東京朝日新聞)とあります。

編集部:第2版では、伊藤潔『電気訳語集』(1893)の例が早く、文章例としては『万朝報』明治41年(1908)1月1日付け記事の例よりも1年さかのぼることになります。

著書・作品名:話の種

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1907年10月3日

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:382ページ本文4行目〔『寺田寅彦全集第六巻』、一九五〇年一〇月五日 第一刷発行 一九八六年一月七日 第二刷発行〕

発行元:岩波書店