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とうそくるい【頭足類】

読者カード 用例 2022年12月07日 公開

2021年09月11日 ubiAさん投稿

用例:章魚船には限らず一般に頭足類の動物中には〔二十三(一)〕
『話の種』 1907年10月20日 寺田寅彦
語釈:〔名〕軟体動物門の綱の一つ。軟体動物中最も分化した体制をもち、イカ・タコ・オウムガイなどを含む。頭部・胴部と足部からなり、頭部は足部と胴部の中間にあって、発達した目がある。オウムガイでは口のまわりに数十本の脚があり、イカ・タコでは八~一〇本の腕がある。胴にある漏斗から外套腔内の水を噴射し、急速な後進運動をする。貝殻は通例甲として外套膜中に内在するか、または欠如するが、オウムガイや化石種では軟体部を包み、多数の室からなる。雌雄異体。カンブリア紀以来化石が出ている。

コメント:第二版では辞書類(1884)のみで、文例が載っていないので。初出(明治四十年十月二十日、東京朝日新聞)とあります。

編集部:第2版では、岩川友太郎『生物学語彙』(1884)の例が添えられています。

著書・作品名:話の種

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1907年10月20日

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:397ページ本文1行目〔『寺田寅彦全集第六巻』、一九五〇年一〇月五日 第一刷発行 一九八六年一月七日 第二刷発行〕

発行元:岩波書店