日国友の会

しゅようどう【主要動】

読者カード 項目 2023年01月28日 公開

2021年11月10日 ubiAさん投稿

用例:震源地の距離、但し地球表面に沿うて計つた距離と初期微動並に主要動の到着する迄の時間の表を作つて見ますと、
『地球內部の構造に就て』 1912年2-3月 寺田寅彦
語釈:地震の際、初期微動を感じたあとに来る大きな震動。S波の到着で生じる。遠距離地震では、表面波による震幅の非常に大きいものをいうこともある。(デジタル大辞泉「主要動」)

コメント:投稿例(1930)よりもさかのぼります。初出(明治四十五年二―三月、天文月報)とあります。

編集部:2009年2月23日付けで、末広鉄男さんに、山本一清・今村明恒『星と雲・火山と地震』(1930)の例をご紹介いただいていますが、さらに、18年さかのぼります。

著書・作品名:地球內部の構造に就て

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1912年2-3月

著者・作者:寺田寅彦

掲載ページなど:93ページ本文14行目〔『寺田寅彦全集第八巻』、一九五〇年一二月五日 第一刷発行 一九八六年三月五日 第二刷〕

発行元:岩波書店